ジベルニー庭園見学(6月29日)
8時10分、モネの庭園があるジベルニーに向かって出発する。9時10分、大型観光バスが 数十台停車している駐車場に止まる。雨がポツポツ降り出し、カサをさして庭園に向かって歩く。
日本の庭園のように、小川が流れ、低い落葉樹が茂っている。地下道をくぐり、大道路(ロワ通り?)に 沿って歩き、庭園の入口に。ここは、団体入口のようだ。チケットを現地説明員から受取り、中に入る。
右の地下道を潜ると「水の庭」で、モネの絵の題材となった「睡蓮の池」に、左に行くと「花の庭」で、花畑、モネの記念館、売店、 トイレがあると。寒さからまずはトイレと、「花の庭」に向かう。バラやコスモスなど、めいっぱいに
植えられている。混載で、一般的な欧米の庭園のように整然とはしていない。モネの絵に見る風景だ。我が家に庭のようで?親近感を覚える。狭い一本道を、カサをさしつつ、見学者の間を
すり抜けて行く。なんとせっかちな日本人かと思われているだろう 。売店、トイレの近くにモネのアトリエ兼住まいの建物がある。モネの絵はなく、日本の
浮世絵や生活に使ったフライパン他など実際の生活空間が展示してある。 団体専用入口に戻り、睡蓮の池に行く。ハス池や太鼓橋など、モネの絵の題材になった風景がここにある。
このような繊細な風景は欧米では珍しいし、日本人にはこころが休まる風景だ。しかし、 この狭い庭園、一本道、トイレは一つ、で年間70−80万人も訪れると・・・。
雨の中、傘で身動きのとれない見学者の列が続く。
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