モンサンミッシェルに向かう(6月27日) 昨晩、ワイン代など追加の代金は支払ったので、簡単にチェックアウトかと思った。 しかし、 フロント係員は部屋のキーを見て未精算があると。添乗員と二人で、支払い済と言うものの
パソコン上では、未支払と。領収書を見せれば納得するだろうと、一端バスに積み込んだ スーツケースから領収書を取りだし係員に示すが、納得せず。結局、係員がレジの残金を
計算する ことになる。結果、支払った金額になっており、昨晩、パソコンに未入力 だったためと。係員、 ニコリと微笑み、ベリー・ソーリー。これが個人旅行だったら
どうなるだろうと思うと・・・・・・。 予定より15分遅れ、バスはモンサンミシェルに 向けて出発。北フランスはカラフトと同程度の緯度のため、 本来寒いはずだが、メキシコ湾流の
おかげで温暖である。冬場の暖房だけ考えれば良く、ほとんどの 家には煙突が見える。しかし、 最近の異常気象で猛暑が続き、冷房設備のないこの地域では暑さで
死亡する事態にと。 この地方をノルマンデイーというのは北欧人がやってきて開拓したからである。 時折、バスの窓に激しい雨粒が吹き付ける。この地方では、大西洋からの雨雲が次々に
通りすぎて 行くので、雨と晴れは瞬く間に入れ替わる。たしかにそうだ。 バスは高速道路を走るが、交差点に 信号が無い。中心の円と4方向にある三角の分離帯。
太陽マークのような形状をした交差点である。 これは海外でよく見られるもので、環状交差点(Roundabout)というものだそうだ。最近、 日本でも試行されていることを帰国後、知った。途中ドライブインでトイレ休憩しながらモンサンミッシェルに向かう。
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ドライブイン | ドライブイン | ドライブイン |
レストランでのランチ 12時、前方にモンサンミッシェルが見えてくる。今晩宿泊するホテルに手荷物を預け、 対岸のレストランでランチとなる。13時に予約のはずが、店の予約台帳では13時30分に
なっていると。フランス人は、何かにつけアバウトと添乗員。13時15分、漸くランチに ありつける。話題のオムレツが出る。事前に見たネットの書き込みでは「その味気のなさに
ゲンナリしたとか、トマトケチャップを頼んだ」とか。しかし、サイズも小さく、ヨーグルトを 食べているようで結構美味しい。また塩を含んだ牧草を食べている羊肉がメインデイッシュに
出てくる。肉自身がかすかに塩辛いのでプレ・サレというそうだ。
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レストラン | レストランから | オムレツ |
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羊の肉 | デザート | 窓から |
寺院に向かって(6月27日) 14時、ホテル前のバス停から無料シャトルバスで島に向かう。現在、潮流を引き込むための橋を工事中。 島まで100mくらいのところで下車し、右手に工事中の橋を見ながら寺院に向かって歩く。寺院の壁には、カナダ、
イギリスそしてアメリカの国旗が掲げてある。第二次大戦のノルマンデイー上陸作戦(1944年6月6日)から、 70年になり、記念式典が先日行われたためと。
寺院の歴史は、708年に始まる。アブランシュ司教オベールが夢の中で大天使ミカエルから、 この山に聖堂を建てよと何度も告げられ、礼拝堂をつくったのが始まりであると言われている。その後、966年、
ノルマンデイー公リシャール1世がベネデイクト会の修道院を建て、増改築を重ね、13世紀には現在の形になった。 百年戦争の期間は島全体が英仏海峡に浮かぶ要塞にもなり、イギリス軍が捨てていった大砲も残されている。
また18世紀のフランス革命時には、監獄にもなっていたという。
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馬車 | シャトルバス | 橋の工事 |
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工事中の橋 | 右下から入場 | ノルマンデー上陸記念 |
寺院見学 島内では一本道の参道を登って行くので迷子になることはなさそうだ。途中、旅行会社と契約? しているお土産屋さんに立寄り、クッキーと塩キャラメルをもらう。帰りにお土産を買おう。 しばらく登って行くと後方に一面砂浜の海岸線が見える。大西洋だ。一時要塞としても 使用していた名残で、大砲も見える。寺院内には、食堂、ミサの聖堂、テラス、 病人の収容施設などがある。しばらく登っていった部屋には大きな滑車がある。 外壁に二本のレールと台車が設置されており、荷物を壁沿いに、この滑車で 引き揚げたそうだ。そういえば添乗員が寺院に入る前、この引き揚げ場所から 外を見ている観光客を指差していた。最上階のホールで解散し、各自参道を降り始める。 途中、お土産のシャッツ、スノードーム、クッキー、塩、塩キャラメル、カルバドス酒を買う。 |
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ステラおばさんのレストラン | 門 | 参道 |
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参道 | 参道 | 参道 |
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お土産やさんのクッキー | お土産やさんの塩 | パン屋さん |
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中腹から | 中腹から | 寺院の中に |
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水道? | テラスからの眺め | テラスからの眺め |
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模型 | テラスからの眺め | 食堂? |
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聖堂 | 聖堂の天井 |
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屋上の中庭 | 屋上の中庭 | 屋上の中庭 |
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模型 | 壁のモザイク | ステンドグラス |
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礼拝堂? | ステンドグラス | 壁のモザイク |
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滑車 | 中腹からの眺め |
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大砲 |
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壁の十字架 | 参道の銅製ナベ店 |
どしゃ降り お土産買いも終わった16時30分ころ、激しい雨がやってくる。裸足になって歩く観光客もいる。 折り畳みカサをさし、靴やズボンをずぶ濡れにしながらバス停に向かう。しかしバス停に着いた時には、
あの激しい雨も上がってしまった。待っていればと悔やまれる。まさに大きな雨雲が、そそくさと通り過ぎて いったと言うべきか。シャトルバスでホテルに向かう。 |
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入口で待つ観光客 | 門からバス停留所までの歩道 |
ライトアップ シャトルバスから降りるとそばがホテルである。 17時、チェックイン。 夕食まで時間があるので、新堤防に行ってみる。ライトアップされた寺院を見るのに格好の場所だ。ホテルの道路向かいの新ダムに行きモンサンミッシェルを撮影する。 寺院の前景が海なので、寺院の映り込みがあると絵になるのだが、今回は見えなかった。このダムはクエノン川の 河口に位置し、引き潮時に大量の水を放水することで、モンサンミッシェル周辺に堆積した土砂を押し流そうと いうものだと。行った時は満ち潮で川の上流に向かって大量の海水が流れ込んでいた。カタツムリを見つけ、「あーエスカルゴ」だと喜ぶ日本人観光客も。デイナーはホテルの レストランでとる。ランチの際と同様、 日本人観光客が多い。ライトアップされたモンサンミッシェルが話題に なっている。 夜、23時ころになると漸く、あたりも薄暗くなる。モンサンミッシェル寺院が ライトアップされ暗闇に浮かび上がってきて美しい。はるばる日本から持って きた一脚を 使いホテルのバルコニーから夕景を撮影する。 |
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新堤防 | 新堤防の上流側の水門 | エスカルゴ? |
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新堤防から | 新堤防から | ライトアップ(バルコニーから) |
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ライトアップ(バルコニーから) | ライトアップ(バルコニーから) | ライトアップ(バルコニーから) |